前かがみの作業で首がこる
机の上に資料を広げてチェックするとか、ノートに書きものをするとか。
短時間であれば問題ないのですが、長時間やっていると、首が凝ってきますよね。
何時間も原稿を描く漫画家さんなんて、どうしているのだろう、と。
調べてみたら、卓上イーゼルやら卓上傾斜台なんてものがあるのですね。
姿勢が悪くならないよう、子供さん向けの学習台なんてものも。
数千円程度で買えるので、購入してもいいなとは思ったんですが、とりあえずお試しで自作してみた、という話です。
あくまで簡易的なものですが、ずっと使っています。
※紙やノートや本を置くことを想定しています。
パソコンなど、重さのあるものは使用しないほうが賢明かと思われます。
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材料はオール100均で 総額550円の卓上傾斜台
卓上傾斜台の材料はこれだけ。
☆MDFボード(30 cm × 60 cm)
〈ダイソーで220円〉
☆発泡スチロールブロック(縦10 cm × 横21 ㎝ × 高さ 6 cm)
〈写真に写っているのはセリアのものですが、ダイソーでも似たようなサイズのものがあります〉
☆すべり止めマット
〈ダイソー?で買ったものを細長くカット〉
☆カラーボード(45 cm × 30 cm × 厚み0.5cm)
〈切断面が1cm角くらいの細長い角材があればそちらのほうがよいかも〉
(参考)カラーボードはこんなパッケージです。
発泡スチロールの薄いボードにつるつるした紙が貼ってある感じ。
組み立てかた
① カラーボード(の長辺に平行に)を1cm幅にカットしたものを二本つくる。
② ①で切った細長いカラーボードをMDFボードの下端に貼る(二本重ねます)。
私は両面テープで貼りましたが、しっかり貼り付けたい場合はボンドがおすすめです。
ここまでくれば、もうほぼ完成です。
③ 机の上に発泡スチロールブロックとすべり止めマットを置く。
安定性が欲しい場合は、発泡スチロールブロックの下にもすべり止めを敷くとよいです。
④ MDFボードの上端が発泡スチロールブロックの上に、MDFボードの下端がすべり止めマットの上に乗るように、MDFボードを置く。
これで完成です。
横から見てみましょう。
ただ乗せただけ、ですね。
発泡スチロールブロックを置く位置を調整すれば、わずかですが、傾斜も変えることができます。
この写真を見ると、安定性は大丈夫なんだろうか、と思いますが、私は問題なく使用しています。
(ただし、MDFボードの上のほう(高いところ)に力がかかるような使い方だと下端が跳ね上がってしまいます。ご注意ください)
発泡スチロールブロックとMDFボードが接する面積が大きくなるよう、発泡スチロールブロックを斜めにカットしておく(カッターやノコギリで加工できます。細かい屑は出ますが)と、安定性が向上しそうではあります。
(私は面倒なので、多分このまま使い続けますが……)
さて、紙や文房具を置いてみましょう。
カラーボードを細くカットして貼り付けたストッパーが、ノートやら鉛筆や定規が落ちるのを防いでくれます。
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使い心地
長時間の机上作業はとても堪えていたのですが、簡易傾斜台を使うようになってから、あまり気にならなくなりました(すごい)。
ちょっと傾斜がつくだけでだいぶ楽ですね。
メリットはやはり、状況に応じてすぐに組み立てられることでしょうか。
組み立てといってもたかが数十秒ですので、面倒くささもそんなに感じないと思います。
使わないときは、MDFボードは壁に立てかけておけばいいですし、省スペースでもあります。
デメリットは、ダイソーのMDFボードから(おそらく)接着剤のにおいがすること。
また、MDFボードの表面が少しざらついていること(ただし、このざらつきによって、紙が滑りにくいので、メリットでもある)。
MDFボードは、木材チップを接着剤で押し固めたものなので、ある程度においがあるのは、まあ、仕方ないのかな、とは思いますが。
ちなみに、セリアのMDFボードは全然においません。
表面もつるつるしていて、質感はダイソーのものより良いです。
でも、30cm×60cmの大きいものがないのです、、、。
長さ(横幅)が必要でなければ、セリアのMDFボードを使用されることをおすすめします。
もしくは、ホームセンターに行けば、数百円程度でいろんな木材の板がありますので、探してみてもいいかもしれません。