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天パ・多毛・細毛で広がる髪にはどんな整髪料を使えばいいのか → ヘアミルクとオイルを混ぜて使うのがおすすめ

天パ・多毛・細毛のボワボワヘッドです。

うねりが出るのは仕方ないにしても、ボワボワ感だけはなんとか落ち着かないだろうか、と複数のシャンプー(※ドラッグストア等で購入可能なもの)を使って検証してきましたが……
天パ・多毛・細毛のボワボワ感は、シャンプー&コンディショナーを変えようが、まとまりを良くするのは難しいと実感しました。

というわけで、シャンプー&コンディショナーに期待するのは一旦やめ、
「ボワボワ系天パは整髪料をうまく使えばおしゃれパーマ風になるのか?」を検討してみました。

 

広がる天パに適した整髪料は?

整髪料のボトルを並べた画像

試した整髪料


最初に結論から申し上げると、「ヘアミルクとオイルを混ぜて使う」がベターでした。

様々な整髪料を使用した髪の写真が八枚ならんでいる画像

いろんな整髪料を試した結果

以降、詳しく説明していきます。


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まず、コンディショナーの効果を確認

そもそも、コンディショナーがパサつきに対してどのくらい効果があるのかを確認したかったので、比較してみました。

シャンプーで洗髪のみの髪の画像と、コンディショナーを使用した髪の画像

コンディショナーの効果

こうして並べると、コンディショナーを使おうとも、そんなに変わりはないように見えますね……。

ベビーシャンプー(=赤ちゃんも使うものなので、コンディショナー不要の設計)を使用しているので、洗浄力がマイルドなせいもあるかもしれません。

なんだか、コンディショナー代金を損しているような気にすらなってきます(天パの悲しいあるある)。

ムース △~○

「ボワボワするのをなんとかしたい」と美容師さんに相談したところ、おすすめされたのがムース。ウェットタイプを購入しました。

ムースの容器とムースの質感の画像

ムース

髪が濡れた状態で毛先にムースをもみこみ、乾かしていきます。ムースは随時追加しました。

結果

洗髪のみの髪と、ムースを使用した髪の画像

ムースを使用

ムースをつけたほうが、元の中途半端なクセよりも綺麗なウェーブが出ています。
ただ、ボワボワする感じは抑えきれていないと感じました。

ムースをつけたてのときは良いのですが、乾かしていくにつれボワボワが復活するんです。こまめに追加しても、なぜか見た目があまり変わらない。

さらに外に出て風に吹かれると、まとまっていたはずの毛束からもボワ毛がファーっと出てくるんです。。。

ジェル △~×

一部だけ「ファーっ」と出てくるボワ毛がストレスすぎたので「もうっ、全部ジェルで固めてやる!」とジェルを購入しました。

最近は女性向けのかわいいパッケージのジェルもあるようですが、立ち寄ったドラッグストアでは見当たらなかったので、定番のマンダム。

ヘアジェルの容器とヘアジェル実物の画像

ヘアジェル
結果

洗髪後の髪の画像と、ヘアジェルを塗布した髪の画像

ジェルで固めようとしたが

パリパリにかためているのに、イマイチまとまりきらない。やっぱり風が吹くと「ファー」とボワ毛が出てくるんですよ……。

触り心地はよくないし、そのわりにはボワ毛は出るし、クセも変な方向に出ているので「こりゃ私には使いこなせないな」と思いました。

ワックス(ジューシータイプ) △

やっぱりジェルは無理よな、と思って、定番のヘアワックスに戻りました。

容器の蓋を開けた状態のルシードエルのワックスが2つ並んでいる画像

ルシードエル ワックス

ルシードエルの中では、「ジューシーモイストワックス(写真上)」が一番みずみずしい。
(写真下の「ニュアンスデザインワックス」は、容器の色が似ているので、間違えて買ってしまったもの。こちらはファイバータイプなので、使いこなすのがかなり難しいと感じました。私はベタベタ感が気になって苦手でした)

肝心の髪の毛の写真を撮り忘れてしまったのですが、「全体的な髪の広がりを抑える」という目的に対してはこれまたイマイチ。
基本的には、ワックスは毛先につけるものだと思うので、全体的にボワボワしている髪だとカバーしきれないと感じました。
(ちなみに、縮毛矯正をかけている状態だと、このワックスすごく便利でした。結局毛質なんですよね……)


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気づいた 毛先だけではどうにもならない

ここまできてやっと気づきました。
広がる系のボワボワ天パの場合、毛先だけじゃなくて、頭頂部~毛先全体に行き渡るタイプの整髪料でないと太刀打ちできない!と。

というわけで、全体に行き渡る系(洗い流さないトリートメント的な)のものを試していきます。 

ヘアミスト・ヘアウォーター:×

ヘアミストのボトルが二本並んでいる画像

ヘアミスト

髪の毛の写真は撮っていないのですが、ヘアウォーターやヘアミストはほぼ水分なので、乾くにつれて広がってしまいます。化粧水と同じで、乳液的なフタが必要なのですよね。

ドライヤーをかける前に使うのはおすすめなのですが、今回は「つけただけでまとまるかどうか」を重視しているので不適としました。

ヘアミルク:△

ヘアミルクは、ミストなどの水分系と違い、ある程度油分が含まれていますので、広がる系の天パには良さそう。
(写真中のヘアミルクはだいぶ古いものでして、現在は別のパッケージにリニューアルされています。記事下に商品リンクあり)

ヘアミルクのボトルとテクスチャの画像

ヘアミルク

やわからめの質感なので、髪の毛全体に塗布しやすいです。

しかし、私レベルの広がる系天パだと、ヘアミルクだけでは対応しきれず、という結果でした。
つけたては良い感じなのですが、時間とともに広がってしまうのが惜しい。
(以前から使用しているので、今回改めて髪の写真を撮るのを忘れてしまいました)

ヘアクリーム:△

ヘアミルクよりも水分が少なめのヘアクリーム。
質感としても、ミルクよりかたい感じがします。
パッケージにも「広がりをおさえて長続き」とあるので買ってみました。

ヘアクリームの容器と内容物の画像

ヘアクリーム

髪につけるときの感触はちょっとワックスっぽいというか、ねばりがあります。
髪の、細かいクセに引っかかる感じがして、つけ心地は苦手でした。

結果

洗髪後の髪とヘアクリームをつけた髪が並んでいる画像

ヘアクリームの効果

広がりが多少マシになっています。
でも、一部「ファー」っとなってしまっていますよね。
相当量つけたつもりなんですが……。

つけ心地が苦手で、仕上がりもすごく良いわけでもないので、個人的には「うーむ、これならヘアミルクのほうがいいかな」という感じ。

ヘアオイル:△

ヘアミルク、ヘアクリームでも乾燥するなら、やっぱりオイルの出番。
オイルは3種類試してみました。

3種類のヘアオイルの容器が並んだ画像

ヘアオイル

写真左
ヘアリエ リペアリーオイル(アボガド油)
(選定理由 「べたつかない、軽い仕上がり」とあったため。また、手に残ったオイルはハンドオイルして使えると書いてあったので)

写真中央
ルシードエル オイルトリートメント(青色パッケージ)
(選んだ理由 口コミサイトで評価が高かったので。他にも種類がありましたが、一番パサつきに効きそうだったので青色パッケージのものに)

写真右
無印良品のホホバオイル 
(選んだ理由 一般的に、オイルは髪の表面をコーティングしますが、唯一ホホバオイルだけは髪の内部に浸透するそうなので、ホホバオイルにしました)

シャンプー後、タオルドライの髪に塗布&乾かしながら追加していきました。

結果

べたつかないのを売りにしている、ヘアリエのリペアリーオイル(アボガド油)は、仕上がりが軽すぎて、あまり広がりが抑えられませんでした。

下の写真では、ルシードと無印のホホバオイルを比較しています。

洗髪のみ、ルシードのヘアオイル使用、無印良品のホホバオイルを使用した髪の画像

ヘアオイルを試してみた

確かに、シャンプーのみよりは、ボワボワ毛の量は減っていますが……。
「つけないよりはマシかな」くらいの感じです。
ヘアクリームを使用時とあまり変わらないような。

「使用量が少ないのかも?」とかなりの量を塗布してみましたが、髪に触れる度にオイルが手につくほどベタベタになるだけで、見た目はあまり変わらず……(泣ける)。


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さて、どうしよう → ヘアミルクとオイルを混ぜて使ってみた

試してみたい、と思っていた整髪料はだいたい試したものの……「コレ!」という解決策見つからず。

・天パは乾燥しているので、水分は必要
・水分を入れて、かつフタをする
・質感的には、「ヘアミルク」が一番合う気がする
・(個人的に)ねばい系の質感は苦手

上記のポイントを踏まえ、「じゃあ、ヘアミルクとヘアオイルを混ぜて使えばいいんじゃない?」と思って試してみました。

ヘアミルクとヘアボトルとそれらの内容物の画像

ヘアミルクとヘアオイルを混ぜて使う

リーゼのヘアミルクと無印のホホバオイルを手のひらで混ぜ(ヘアミルクとヘアオイルはだいたい同じ量くらい)、濡れた髪に塗布して、乾かしていきました。乾かしたあとにも、適宜追加しました。

結果

洗髪後の髪とヘアミルク+オイルを塗布した髪の画像

ヘアミルクとヘアオイルを混ぜてつかってみた

シャンプーのみに比べると、明らかにまとまったと思います。
ミルクとオイルなので、質感がやわらかくて髪全体につけやすいです。

上の写真だけ見ると、「たまたまでは?」「乾燥しきっていないのでは?」と自分でも思うので、別の日の画像も載せます。
このときは、リーゼのヘアミルクにヘアリエのリペアリーオイル(アボカド油)を混ぜています(=ヘアオイルは何でもよさげ)。

洗髪後とヘアミルク&オイル塗布後の髪の画像

ヘアオイルとミルクを混ぜて使用➁

左の写真だと「ボサボサ、多毛」感が強いですが、右(ヘアミルク+オイル)なら「パーマ……かな??」くらいにはマシになりました。


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まとめ

様々な整髪料を試した髪を並べた画像

「ヘアミルクとオイルをまぜて使う」のがおすすめ

天パ・多毛・細毛でボワボワに広がる髪をまとめやすい整髪料を探したところ、「ヘアミルクとオイルを混ぜて使う」という結果になりました。(※)

(※ 似たような髪質であっても、頭皮の状態や髪の長さ、整髪料の好みによって変わるとは思いますので、ご参考程度にお考えください)

手間を考慮すると……

ちなみに、ボワボワ系の天パだと、それなりの量の整髪料を使いますので、
・コストの問題(こうやっていろいろ試すのに1万円弱は使用したと思います+毎日の使用分がかかる)
・手間の問題(整髪料を大量につけるのも面倒だし、シャンプーも念入りにする必要がある)
という事情を考えると、縮毛矯正・デジタルパーマなどが総合的にはコスパが良い可能性もあります。

かくいう私も、「さんざん試してこのレベルか! やっぱりプロに頼るしかない!」と実感したので、結局美容師さんと相談して現在は「部分縮毛矯正」をかけています。

【まとめ】脱・縮毛矯正→広がる系の天パを生かすことはできるのか(天パ当事者による試行錯誤の記録)

本記事で紹介した商品のリンク一覧

プロスタイル ウェットスタイル フォーム 150g

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  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 

マンダム ロングキープジェル ウエット&ハード 225g
 

 

LUCIDO-L (ルシードエル)  #ジューシーモイストワックス 60g

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  • 発売日: 2012/02/27
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マシェリ アクアエナジーミスト 200ml

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  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 

 (記事中で紹介したヘアミルクは、だいぶ古いものでして、現在はこちらのパッケージにリニューアルされています)

リーゼ 毛先まですーっとまとまるミルク 120ml

リーゼ 毛先まですーっとまとまるミルク 120ml

  • 発売日: 2017/03/16
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 

 

ヘアリエ リペアリーオイル 60mL

ヘアリエ リペアリーオイル 60mL

  • 発売日: 2018/09/03
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 

 

無印良品 ホホバオイル 200ml

無印良品 ホホバオイル 200ml

  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 

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