とりあえず敏感肌用の商品を使ってきましたが……
なんとなくの好き嫌いはあれど、結局どれを使ったらいいのかわからない！
ということで、各ブランドの特徴を公式サイトから学び直し、自分なりにまとめてみました（定番ラインの化粧水をメインに比較しています）。
本記事ではドラッグストアの一般陳列棚にあるブランドについてまとめています。
結論的なことから
結局は個人差がありますので、トライアルセットを何種類か使ってみて「合う」ものが一番よいです（私もやりました＞＞＞【まとめ】トライアルセットをめぐる冒険［敏感・混合肌・アラフォー］ ）。
どれから試していくかの目安として、特徴をまとめてみました。
ざっくりポイント
・皮がむけるなどかなり荒れている→IHADA（イハダ）、アルージェのトラブルリペア、NOVのⅡシリーズ
・コスパ良好→キュレル
・うるおい構造（角質ラメラ）立て直し→カルテHD
・使用感さっぱり→ミノン
・ナノ化したセラミドで浸透→アルージェ
・やや高いけど優秀なドクターズコスメ→NOV（ノブ）
・はじめはインパクト無いが1週間くらい使うと良さがわかってくる→ラロッシュポゼ
★混合肌の方はこちらも参考に【混合肌・脂漏性敏感肌】べたつき＆乾燥＆かゆみの困り肌にはどのスキンケアブランドを使えばいいのか【ドラッグストア編】
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各ブランドの特徴（ドラッグストア・一般陳列棚部門）
おおよそ価格帯の安い順に紹介していきます。
IHADA イハダ（資生堂）
もともとはお薬のブランド（外用薬IHADA）で、のちにスキンケアラインが登場したのがIHADA。
・高精製ワセリン（※）配合
・抗肌あれ成分（アラントイン、グリチルリチン酸塩）
・お薬もある（医薬品IHADA）
・参考価格 1650円／180mL（公式サイトより）
※ 肌うるおいバリア保護成分
ポイント→ ワセリンで保護するのがメインなので、肌荒れがひどいときにも使える印象。
（個人的使用感：守り重視のスキンケアにはよさそう。一方で、攻めのスキンケアをしたい人やアラフォー以上には物足りないかも）
キュレル（花王）
ハンドソープやシャンプーなどもあり、商品ラインナップが多く、暮らしに欠かせないキュレル。
・天然セラミドの代わりにセラミド機能成分（※）を配合
→お手頃な価格
・消炎剤有効成分（アラントイン）
・参考価格 2000円弱／150mL化粧水（Amazon）
※セラミド機能成分とは
開発当時、天然セラミドが高かったので、代わりに開発された成分（ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド）。2023年7月のリニューアルで化粧水にもカプセル状のセラミド機能成分が配合されました。
ポイント→ キュレルの商品はいずれも「お値段控えめでそこそこ質が良い」のが特徴と感じる。コスパを求めるならキュレル。
（個人的使用感：キュレルよりアルージェやノブ（天然セラミド配合）に比べると物足りない感じはあるが、お値段考えれば妥当）
カルテHD（コーセーマルホファーマ）
敏感肌ラインとしては新しいブランドですが、雑誌などで評判がよいですね。
ヘパリン類似物質が、うるおい構造（角質ラメラ）を立て直すというのがポイント。
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・保水有効成分ヘパリン類似物質を配合
・肌荒れ防止有効成分（グリチルリチン酸ジカリウム）
・7つの保湿成分
・参考価格 1980円／化粧水150mL（公式サイトより）
ポイント→ ヘパリン類似物質が角層ラメラを立て直すのがいちばんの特徴。ただしセラミド配合のものより水分保持力は（一般には）低い可能性あり。
（個人的使用感：実感としても、セラミド配合タイプよりもやや乾燥しやすいような気はする。が、繰り返す肌荒れは落ち着いた気がしている。角層ラメラ立て直しのおかげか？）
ミノン（第一三共ヘルスケア）
3つのノン（Non allgeric、Non toxic、Non allkaline）で「ミノン」。
・天然保湿因子（NMF）を構成する9種の保潤アミノ酸が外部刺激から肌を守る
・アミノ酸系セラミド類似成分配合（角質層の隙間を埋めるように浸透）
・参考価格 Amazonで2000円弱
ポイント→アミノ酸なので、水分保持能力に関しては、セラミド・ヘパリン類似物質より（一般的に）低い。サラッとしているのでベタつきが苦手な人にはおすすめ。
（個人的使用感：サラッとしているので化粧水類に慣れていない人におすすめ。
アラフォー的には、乾燥してくる印象で少しもの足りない。肌内部が乾燥してしまっていく感じ。
アルージェ（全薬工業）
私も長年使用していたアルージェ。ナノサイズまで小さくした天然セラミドがポイント。
・ナノ化天然セラミド
→セラミドをナノサイズまで小さくしているので、お肌のバリア機能を壊さずに浸透
・ナノ化に界面活性剤を使っていない（敏感肌の人は界面活性剤が刺激になる場合があるので）
・肌荒れケア成分（グリチルリチン酸2K or グリチルリチン酸ステアリル、ε‐アミノ化プロン酸）
・参考価格：2530円／化粧水150mL（公式サイト）
ポイント→天然セラミドのため、水分保持力は高め。スプレータイプがあるのも良い（肌をなるべく触りたくないときなどにおすすめ）
（個人的使用感：化粧水だけでもわりとしっとりする感じはある。私個人は混合肌のため、塗りたくると保湿しすぎの状態になり、かゆみがでることがある。なので使用量控えめで使うか、冬向け）
ラ ロッシュ ポゼ
日焼け止めがとても有名なラロッシュポゼ。
私はよく知らなかったのですが、そもそも敏感肌のためのスキンケアブランド（＠フランス）。
・ターマルウォーター（フランスの湧き水）配合
→セレン（Se）を豊富に含むターマルウォーターがベース。
セレンがお肌にどう作用するかはウェブサイトには書かれていなかったのですが、サプリメントとして摂る場合は抗酸化作用があります（参考：セレン｜栄養素カレッジ｜大塚製薬）ので、お肌にも良さそうな感じはします。
・ドクターズコスメ
・保湿成分はグリセリンやPGなど
・ナイアシンアミドも配合
・参考価格 4400円／化粧水200mL（公式サイトより）
ポイント →水分保持力はセラミド・ヘパリン類似物質系のものより低めか。セレンを含むターマルウォーターの実力が気になるところ。ナイアシンアミドも入っているので、敏感肌でもプラスαのケアを目指している印象。
（個人的感想：最初はこれといったインパクトがなかったのですが、1週間くらい使ってみたら肌がつるっとした感じあり。少し長めに試してみたいと感じた。
詳しく＞＞＞敏感・混合肌・アラフォー ラロッシュ・ポゼのトライアルキット感想 ）
NOV ノブ（ノエビアグループ）
臨床皮膚医学に基づいているので、病院などでも扱っているブランド。
いわゆる「ドクターズコスメ」の定番品。
様々なラインがあるのですが、ベーシックタイプに該当するのが「Ⅲシリーズ」。
・天然セラミド、スクワランを配合（「とても敏感肌用」はスクワランのみ）
・本当に使えるもののみ発売という理念（商業的でない）
・参考価格 4400円／化粧水Ⅲ120ｍL（公式サイトより）
ポイント→ 皮膚医学に基づいているので、かなり安心感がある。「とても敏感肌用（Ⅱシリーズ）」や「ニキビ用（混合肌向け）」もあり、守備範囲が広い。
（個人的感想：あまり宣伝などもしないので地味なイメージでしたが、使ってみたら肌が荒れにくく、保湿力も高くて、かなり優秀。ただしまあまあ高い）
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おわりに
ほぼ全てのブランドで、1週間程度のトライアルセットが販売されていますので、そちらを何種類か利用されることをおすすめします。
私もいろいろ試しました→【まとめ】トライアルセットをめぐる冒険［敏感・混合肌・アラフォー］ - 豆ちゃんのコツコツ帖
いろいろと試していくうちに、実は私の肌は結構な混合肌で、夏は混合肌向けのものでないと逆に肌荒れすることがわかってきました。
参考：【混合肌・脂漏性敏感肌】べたつき＆乾燥＆かゆみの困り肌にはどのスキンケアブランドを使えばいいのか【ドラッグストア編】
このように、同じ人でも年齢や季節によっても肌状態は変わってくるので、違和感感じたらフレキシブルに他のものも試してみるのがよさそうです。
というわけで、本記事はあくまでご参考程度にお考えください。
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★カウンセリング化粧品部門はこちらにまとめました。
【敏感肌スキンケア】 各ブランドの特徴をまとめてみた②【カウンセリング化粧品編】
参照サイト
敏感肌に悩むすべての人のそばに。MINONブランドトップ｜第一三共ヘルスケア
「敏感肌ケアで悩む人を、０へ。」敏感肌用スキンケアArouge（アルージェ）|全薬工業株式会社
ノブ公式オンラインショップ｜敏感肌・にきび肌用低刺激性スキンケアの通販
