「お肌きれい」と言われて油断し、アラフォーになって肌トラブル激増中。
肌ケアを見直しています。
今回は「黄ぐすみ」の原因について学んでいきます。
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顔が黄ばんできた……
小学生の頃「色が白すぎて不気味」とまで言われたほどだったのに、アラフォーになって「おや、、、私の顔、こんなに黄色味つよかったっけかな??」と思うようになりまして。
日焼け?と思ったのですが、日焼け止めをサボっていた首のほうが断然白いのです。
白めのファンデーションを塗ったほうが、顔と首の色味が一致する、というヘンテコな色バランスになっております。
この、顔の黄ばみの原因は「糖化」なる現象らしい。
ということで、この本を参考に、糖化について勉強してみました。
糖化とは?
「糖化」というネーミングから、甘いものを想像しますが、ごはんやパンにも糖質は含まれていますから、甘いものに限った話ではないそうで……
糖化とは、タンパク質と糖質が結びつく反応により、タンパク質が劣化することをいいます。
牧田善二『老けたくないなら「AGE」を減らしなさい カラダが糖化しない賢い生活術』ソフトバンククリエイティブ(2012)Kindle版 位置No.137
身体はタンパク質でできていますから、体内で糖質とタンパク質が結びつくこと自体は避けられない現象。
困るのは、糖化されたタンパク質からAGEという悪玉物質が出ること。
糖化されたタンパク質から、AGEという物質がつくられる
↓
AGEが体内のタンパク質を攻撃
↓
機能低下(老化)
という流れです。
AGEって?
さて、この、糖化したタンパク質から出されるというAGE(終末糖化産物)とは何ぞや。
一番イメージがつきやすいのが「コゲ」でしょうか。
たとえばホットケーキ。
焼くとおいしそうなきつね色になりますが、この色を出しているのがAGEです。
おいしいくせに、お肌にとっては大敵なのです。
AGEの影響を受けやすいのはコラーゲン線維
AGEの恐ろしいところは、お肌のコラーゲン線維を老化させて、しかももとに戻らない、ということ!
AGEは、真皮のコラーゲン線維とエラスチン線維がつくっている立体構造に、直接的なダメージを与えます。
牧田善二『老けたくないなら「AGE」を減らしなさい カラダが糖化しない賢い生活術』ソフトバンククリエイティブ(2012)Kindle版 位置No.1258
しかも!
寿命が15年の皮膚のコラーゲン線維のように寿命が長いタンパク質にAGEがつくと、10年以上にわたって体内に留まり続けることになります。
牧田善二『老けたくないなら「AGE」を減らしなさい カラダが糖化しない賢い生活術』ソフトバンククリエイティブ(2012)Kindle版 位置No.343
つまり、
AGEがランダムにコラーゲン線維を結びつける(架橋)
↓
弾力やハリの低下
↓
いったん架橋すると新しいコラーゲン作られず、古いものが居座る
コラーゲン線維は10年以上身体にとどまるので、一旦劣化してしまうと、その劣化したコラーゲン繊維で暮らしていかねばならない……。
どうりで、「一度たるんだ肌はスキンケアでは戻らない、美容医療が必要」と言われるわけですね……。
いやー、コラーゲンがそんなに長く身体に留まるの、知らなかった。
たしかに現在の私の肌、たるみもひどいです。
だいぶ前からコラーゲン線維がAGEにやられていたんでしょうね……。
黄ぐすみもAGEのしわざ
冒頭でも書きましたが、アラフォーで顕著になってきたのが「黄ぐすみ」。
この黄ぐすみにもAGEが関与しています。
黄ぐすみの原因となるのは、紫外線を浴びたことによるメラニン色素の蓄積と、AGEにあると考えられています。パンや肉などを焼いて褐色になるとAGEが増えることからもわかるように、AGE自体が茶褐色の物質なので、AGEの量が増えると肌が黄色くくすむのです。
牧田善二『老けたくないなら「AGE」を減らしなさい カラダが糖化しない賢い生活術』ソフトバンククリエイティブ(2012)Kindle版 位置No.1268
お肌のコラーゲン繊維中にAGEが溜まって、黄色っぽく見えてきているわけですね
AGEは、肌のたるみも黄ぐすみも招くという、まさに悪玉物質。
肌に限らず、骨を老化させたり、がんのきっかけになったりもするらしいので、できる範囲で避けたほうがよさそうです。
では、体内のAGEをなるべく増やさないようにするには、どうしたらよいのでしょう。
AGEを増やさないために
AGEを減らす方法は、大きく分けると
・食生活の見直し
・生活習慣の見直し
になります。
まあ結局、健康関係のことは食事や生活習慣など、基礎をしっかり、ということになりますよね、、、(それが一番難しかったりもする)。
~食生活の見直し~
☆AGEが多い食品を控える
>>>【お肌】たるみ・黄ぐすみをこれ以上悪化させないために(1)【AGEを多く含む食べ物リスト】
>>> (2) ポテチは控えめで(超悪玉AGE「アクリルアミド」を摂りすぎない)
☆アンチAGE食品を摂る
>>> (3)カテキン豆乳を飲みブルーベリーを食べよう【抗AGE食品】
~生活習慣の見直し~
AGEは食後の高血糖で増えるので、食後に軽いウォーキングや足踏みをするとよいそうです。
>>>食後は足踏みで高血糖を防ぐ
おわりに
・糖化したタンパク質からはAGEという悪玉物質が出る
・AGEはコラーゲン繊維を劣化させる
→肌のたるみ・黄ぐすみの原因
・コラーゲン繊維の寿命は10年以上なので、一旦劣化すると元に戻らない
ということでした。
いやー、コラーゲン繊維の寿命がそんなに長いとは知らなかった。
一旦たるむと戻らない、と言われる理由がよくわかりました(あまり信じていなかった過去の自分を反省)。
私の肌のたるみ&黄ぐすみは、もう10年くらい前から見えないところで始まっていたというわけですね……。
もどかしいですが、過去はどうにもできないので、10年後のお肌が「アラフィフのわりには綺麗」となるようにこの先気をつけていくしかない、と思いました。